共働きの家計管理、漠然とした不安をなくす3つのポイント

みなさん、こんにちは。家計整理アドバイザーの山本美紀です。
今回のテーマは、ズバリ「共働き家庭の家計管理」。

専業主婦が多かった頃は、家計管理といえば妻がする「家事の一つ」というような位置づけで、女性達は知恵を絞り、使い勝手の良い家計簿を考えて(探して)家計を管理するというのが一般的だったと思います。実際私の母も夜になると、家計簿とそろばん(そのうち計算機になりましたが)を出して計算していました。
しかし、共働き世帯が多くなってきた今日、家計管理に悩む家庭が少なくないようです。実際私がご相談を受けるお客様の中にも、まず「どうやって家計管理したらよいのか・・」という声が多くなりました。

家計管理に悩む理由

どうやって管理したらよいのかと悩んでいる方たちの理由は以下のとおり

  • 忙しくて家計管理をする余裕(時間も気持ちも)がない
  • 自分の自由になるお金が欲しいのであまりオープンにしたくない
  • オープンにしたくはないが、将来のことを考えると不安になる
  • 自分はオープンにできるが、配偶者がオープンにしたがらない

管理した方が良いという気持ちはあるが、ガチガチにしたくない気持ちもある・・というモヤモヤ感です。

 

やっぱり「見える化」が一番!

どうしたら、上手く家計管理ができるのか。やはりなんといっても、すべてを一度オープンにしてお家のお金の流れをお互いが「見える」ようにするのが、一番です。
会社が定期的に決算をするように、二人の収入、そして家庭の支出をすべてお互いが把握しておくのです。把握といっても、細かく家計簿をつけて、ということではありません。ご相談に来る方の中には、「家計簿の数字が少しでも合わなくなることがストレスで管理できません!」という方がいて、合わなくなるともう家計簿どころか、家計管理自体をあきらめてしまうのだそうです。
先ほど会社が決算をするように-とは申しましたが、会社ではないので(笑)、細かく数字を合わせる必要はないのです。もちろんきっちりあっていたら気持ちが良いものですが、実際はなかなかそうもいきませんよね。

収入と支出、そして貯蓄金額や資産について共有しておくと、何か家族に大きな変化があったときや、急な支出があった際など、必要以上に慌てる必要はなくなります。また、夫婦で生活費を出し合って、あとは自分で好きにしているというご夫婦では、「きっと相手は貯蓄をしているに違いない」と期待しがちです。お互いそう思っていて、いざ蓋を開いたら、お互いがお互いに期待していただけで、貯蓄が全然なかったという例も実際あります。

まずは、貯蓄の作戦会議から


そうはいっても、もう今更すべてを一本化していくのは、なかなかハードルが高いという場合は、一度、将来にわたって必要な金額を積み上げて、貯蓄計画を二人で練ってみましょう。
お金の話をはじめると、だんだん、「あれもしたいね!」「これ買いたいね!」「ここに行ってみたいな!」という話になって、自然と将来の楽しいライフプランの相談になってくるかもしれません。もし「お金の相談」というと相手があまりよい顔をしなければ、逆に「これからの夢」を話す時間としてスタートして、そこから必要なお金を二人で考えていくとスムーズに話が進みます。
そして貯蓄額や期限目標ができれば、それに向かって二人で貯蓄していけます。貯蓄専用の口座を用意しましょう。もちろん入金専用です。

お金の流れはシンプルに

共働き世帯は、給与の振り込み口座もカードの引き落とし口座も独身時代のものをそれぞれ引き続き使っている場合が多く、お金の流れが複雑になりがちです。
複雑になればなるほど、管理するのがめんどうくさくなり、向き合うパワーもなく、後回しになりがちです。
これは、お金に限ったことではないですね。人は面倒なことは、後々もっと面倒になるとわかっていても後回しにして、目先の楽しいことを優先してしまうイキモノなのです。
ですから、給与の振り込み口座は別にしたとしても、生活費やカードの引き落とし口座を一つにまとめる、カードもできれば、夫婦で同じカード(家族カード)をもつようにすると、1ヶ月の生活費はその口座のお金の動きをみれば、どのくらい必要なのか、家計簿をつけなくてもわかりますね。
カードの利用明細もまとめて見られるし、ポイントやマイルの貯まるスピードも加速しますよ。

まとめ

共働き世帯は、ただでさえ仕事に家事に育児にと時間が足りないので、なるべくシンプルに管理できる方法を追求するのが1番です。
一度生活費の口座を1カ所にまとめ、1つ貯蓄専用の口座をつくることで、お金の流れがかなりすっきりしてきます。
ぜひ1度「〇〇家の作戦会議」を開いて、ワクワクする未来を計画してくださいね。

 


この記事を書いた人

山本美紀
家計整理アドバイザー

会社員時代、あるFPさんとの出会いがきっかけで、初めておカネとキチンと向き合いはじめる。
その後自身もFPの資格を取得する中で、今まで自分がいかにお金に関する知識がないまま、お金と付き合っていたかを痛感。
自分と同じ子育てや家事、そして家計を預かるママさん達のおカネに関する悩みや迷いに一緒に向き合い、まわりに振り回されず、ジブンらしい暮らしを創るお手伝いをしていきたいという思いで、家計整理アドバイザーとして活動の場を広げている。

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